「もっと給料が増えたら幸せなのに…」
そんな風に考える人は多いと思いますが、一概にそうとは言えません。
アメリカでは、おもしろい研究があります。
2012年にノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学の心理学者、ダニエル・カーネマン教授の研究発表では、感情的幸福は年収7万5000ドル(約900万円)までは収入に比例して増えますが、それを超えると比例しなくなるということです。
これは、収入別の幸福度をアンケート調査したものなので、収入の高い人ほど、ハードワークで趣味や家族との時間がとれていないとか、そういう面もあるのかもしれませんが、お金による幸福とは一過性のものにすぎません。
「収入が増えたら幸せになるのに…」と思って頑張って働いたけど、ふとあんまり幸せではないかもしれないと感じたら、思い出してください。幸せは他のところにあります。