満室想定賃料に騙されるな
物件情報を見ていると満室想定賃料というものがあります。
利回り13%(満室想定)などと書かれているのですが、これは現在は空室だけれど満室になったらこれくらいの利回りになりますよということです。
この満室想定というものは曲者で、本当にその家賃で貸せるのかどうかがわかりませんし、高めに設定されていることがよくあります。
きちんと購入金額を査定する場合には、想定賃料を自分で決める必要があります。
アパートなら、一番見るべきは一番最近入った入居者の家賃です。
基本的には古くなれば家賃は下がっていきますので、昔から住んでいる人は高い家賃を払っていることがあります。
新築から住んでいる人だと新築プレミアムがついていることもあります。
ですので、一番最近決まった家賃を見ることによって相場観がわかります。
また、アットホームなどで近隣の同じタイプの物件について調査をすることです。
需給によっては局地的に家賃が安くないと決まらないという場所もありますで、地図を見ながらできるだけ近くの同じような物件の家賃水準を見てください。
一番確実なのはその物件の管理会社に聞くということですが、売買の仲介を扱っている不動産屋さんが管理会社には言わないでねということもけっこうあるのですが、とめられていない場合は管理会社に聞くといいです。
売買が成立すれば新しいお客さんになるので親切に答えてくれるはずです。