新川 義忠さんの「万年赤字物件を驚異の高値で売る方法」のご紹介です。
収益物件の仲介を行う会社の書かれた本で、宣伝的なものかなと思いましたが、しっかりと内容のある本でした。
今は、銀行融資が降りやすく、思わぬ高値で物件を売却することができます。なので、僕も物件を売りに出すケースがありますが、なるべく高く売りたいものです。では高く売るためにはどうすればいいかと言うと、業者さんに任せるだけではなく、やるべきことをきっちりやるということが必要です。
空室が多くて、メンテナンスのされていない物件は、誰も興味を示さないので安くなってしまいます。高値売却への道は、賃貸経営をしっかりとやることに尽きます。
高値売却のために必要な根本的なものは、以下のようなものです。
●空室を埋めて家賃を高く取る
●細かい部分に手を入れてキレイにする
●大規模修繕
そして売却の内見の前には、小手先のテクニックですが、なるべく印象がよくなるように、
●禿げやすい鉄部塗装はペンキ代だけで済むので自分で塗る
●ゴミボックスは古くなっている場合は買い換える
●ポストに溜まっている不要なチラシを捨てる
●放置自転車がないかチェック
●雑草の処理をする
よい経営をすることで、高く売ることができます。僕はM&Aの仲介を行う会社も経営していますが、M&Aで会社を高く売る方法も同じです。売るのだから手を抜いて経営をしてしまうと、売ることもできなくなってしまいます。