橘玲さんの「幸福の「資本」論」のご紹介です。
著者の橘玲さんは、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」という、日本版の「金持ち父さん貧乏父さん」のような本を書かれて、資産運用や、タックスヘイブンに強い金融のスペシャリストというイメージを持っていました。
去年は「言ってはいけない」という書籍で、いろいろなタブーに踏み込まれ、今回は幸福というテーマについて書かれています。幸福というテーマについて、遺伝子、進化論から説明されたり、社会の変化も説明されながら、人間がどのようにして幸福を感じて、どうやったら幸せになるかが書かれています。
僕自身も30歳で経済的な自由を手に入れて、そこからいろいろと試行錯誤していきながら辿りついた幸せになるための方法と合致しているものですが、これほどまでに論理的に説明されるのはさすがだと思います。
ただ、経済的な自立と人間関係は両立しにくいと書かれていましたが、僕はそんなことはないと思っています。経済的な自立を手に入れれば、嫌な人とは付き合わなくていい自由を手に入れることができますし、僕の周りには、経済的にも自立して、豊かな人間性も持った仲間たちが集まってきています。そして、そんな考えを持つ人たちを増やしていきたいと思っています。