寺尾恵介さんの「フツーのサラリーマンですが、不動産投資の儲け方を教えてください!」のご紹介です。
不動産投資界のレジェンド『投資家けーちゃん』こと寺尾恵介さんの書かれた本です。
僕が不動産投資をはじめたのは10年ほど前でしたが、そのちょっと前に「金持ち父さん貧乏父さん」が発売されて、それからサラリーマン大家さんが増えていきます。その当時積極的に情報発信されていた人は本当に少なくて、投資家けーちゃんのブログは楽しみでした。僕がサラリーマンをしながら、こつこつお金を貯めて物件を買っていて、経済的自由を手に入れるんだと頑張っていた頃です。
けーちゃんも北陸で物件を所有されています。僕が物件購入で初めて借金をしたのは、リーマンショックのときです。28歳のサラリーマンで勤続6ヶ月のとき、8,000万円の融資を受けるという、今考えても奇跡的な融資でした。そのときの銀行の支店長が投資家けーちゃんを担当されていたそうで、サラリーマン大家さんにも理解のある方でした。投資家けーちゃんに、僕は間接的にも恩恵を受けたわけです。今は、所有物件の規模でいくと投資家けーちゃんを超えることができ、僕のことを認識してもらえるようにもなりましたが、やっぱり僕にとってはアイドルみたいな人ですね。
本の内容ですが、不動産投資を初めて行うサラリーマンがけーちゃんに質問していくというものです。物件の購入の仕方から、規模の拡大の仕方、運営の仕方、そしてそれに伴い気をつけないといけない点であるとかです。不動産仲介会社やアパートの建設会社、不動産投資コンサルタントなどは、いい点を言うことが多いけど、ダメな点はあまり言いません。ですから、けーちゃんのような経験豊富な不動産投資家の話はためになります。
購入についてのノウハウが書かれている本はたくさんありますが、僕が一番参考になったところは、購入物件をどんな風にリフォームするかというところです。
例えば…
●物件名がダサい場合は変更する
●除草作業
●共有部分の高圧洗浄
●鉄部のサビがひどい場合は塗装
●郵便受けの空室部分のテープを透明なものに変える
●郵便物を溜めている入居者に指導して取り込んでもらう
●放置自転車の撤去と自転車置き場の設置
●共有部分の照明が暗い場合は明るいものに変更
●居室の壁の一面にアクセントクロス
●キッチンの流し台と吊り戸棚にダイノックシート
●混合栓をシングルレバーのものに
●お風呂のシャワーヘッドを金属製に
●照明とエアコンが古い場合は取り替える
●テレビモニター付きのインターホンを設置
●コンセントプレートを交換
●洗濯機置き場に棚を設置
●トイレに収納がない場合は棚を設置
●トイレのペーパーホルダーを金属製のシンプルなものに
●ウォシュレットがついていない場合は設置
●玄関の土間がコンクリートむき出しの場合はクッションフロアを敷く
●ニーズが高そうな場合は宅配ボックスを設置
これを一気にやるというのがポイントだそうで、これまで空室の多かった物件でやる気がなくなってしまっている管理会社さんが、やる気を取り戻してくれます。
列挙しましたが、一つ一つみていくと、あまりお金をかけずにできることばかりです。こういうことをこつこつとやるということですね。
寺尾恵介「フツーのサラリーマンですが、不動産投資の儲け方を教えてください!」(ぱる出版)
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