三浦孝志さんの「「工場・倉庫」投資のススメ」のご紹介です。
不動産投資の中でも、あまり一般的ではない、工場や倉庫への投資について書かれた本です。これから不動産投資をしようという人に、いきなり倉庫物件をおすすめはしませんが、ある程度投資をされている方は選択肢を広げるためにも挑戦してほしいと思います。
僕は、倉庫も工場も持っていますが、両方とも入居者がいた状態で購入して、家賃の滞納もなくそのまま運営できています。
この本に書かれていたことと、僕の考える不動産投資の特徴(メリット・デメリットをまじえて)お話しします。
入居付けに関しては、実はあまり困りません。アパートがたくさん建設されている中で、アパートよりも需給の状況はいいかと思います。
通常、利回りはアパートよりも低いかと思います。ただ、不動産価格に占める土地の割合が多いものが多くて、土地値で買えるというものがけっこうあります。ですので、購入後も土地値が下支えしますので、価格は下がりにくいです。また、工場・倉庫は維持コストが低いので、実質利回りは高いです。
基本的に1社に借りてもらうので、0か1かで、抜けた時のダメージが大きいです。だから、初心者にはすすめませんが、ポートフォリオのひとつとして組み込むことには賛成です。設備なども、賃借人が維持する契約が多く、手間はかかりません。管理会社などもつけなくてもいいと思います。
倉庫を、店舗やガレージ、飲食店など他の用途にコンバージョンできる発想があれば大きなリターンを得ることもできます。